希少糖「D-プシコース」の効果って何なの?

太らない砂糖”希少糖”今回発見されたD-プシコースを勉強しましょう。

 D-プシコース

現在発見・使用されている希少糖はエリスリトール(天然甘味料)や商品名でもおなじみ

キシリトール(甘味炭水化物)など50種類以上が分類されています。

自然界の存在量が少ないだけに多々の種類があります。

また、人工生産が困難なのも特徴です。

D-プシコースの生産方法

今回発見されたD-プシコースはご存知ながら、香川県で開発されました。

香川大学教授の何森 健教授のイズモリングと呼ばれる構造により生産の道が開かれました。

 

イズモリングはすべての単糖類(糖の最小単位)と生成酵素の関連を環状に体系化した戦略図です。

この発見により事実上すべての希少糖が生産可能になりました。

ちなみに、名称は イズモリ教授の発見した環状(リング)の鳥瞰図から学生がつけたそうです。

izumoring

六炭糖のイズモリング(2002年 香川大学 何森 健教授)
 

もともとこのD-プシコースは自然界に0.001%しか存在しておらず、

さらには生物が体内に蓄積することもできなかったため誰にも目を向けられない存在でした。

 

ところが、何森教授のある酵素の発見により”夢の砂糖”になりました。

その酵素とはDTE(D-タガトース 3-エピメラーゼ)と呼ばれる酵素。

この酵素は自然界に多量に存在するD-フルクトースをD-プシコースに変換するものでした。

 

D-フルクトースとは俗にいう果糖です。

糖の中で最も甘く、様々なものに含まれています。

 

DTEはシュードモナス・チコリという土壌に存在する微生物が生産します。

ブドウ糖に依存する生物には全く持って作り出すことのできない酵素を作り出したのです。

 

D-フルクトースを酵素:DTEを用いて異性化(化学構造のみの変化)させD-プシコースを生成。

そののち、分離結晶化することで粉末状の希少糖:D-プシコースが出来上がります。

結局D-プシコースってどんなものなの?

糖 D-プシコース

D-プシコースは砂糖の7割程度の甘さでありながら、ほぼゼロカロリー

 

7割程度の甘さとは、普段私たちが食べている砂糖と比べて上品な味だそうです。

甘味は全然残っているとのこと。

 

砂糖は1gあたり4kcal

プシコースは1gあたり0.39kcalです。

 

WHOの定めるガイドラインの砂糖1日25gの摂取で計算してみると、

砂糖は1日100kcalですので、プシコースであれば250g程度摂取できる計算になります。

 

D-プシコースはインシュリン分泌作用によって血糖値の上昇・内臓脂肪の蓄積を抑えます

また、キシリトールで有名な抗う蝕性(虫歯への耐性)も持っています。

ラット実験ですので、人体にそれほどの効果があるのかはこれからの研究で自ずとなってくるでしょう。

 

さらに、D-プシコースは植物に対しても影響を与えることが分かっています。

遺伝子操作により、病虫対策、生育調節などが期待されています。

 

D-プシコースの発見による希少糖の今後の可能性

何森教授の発見したイズモリングにより今、新たな希望の道が見えています。

 

酵素による化学変換は前の説明にあるとおり、すべての希少糖の生産が可能となりました。

 

いま最も期待されている希少糖アロース

この”アロース”には病気を遅らせる効果や活性酵素の抑制効果を持っています。

 

⇒次世代の期待の希少糖アロースとは

 

プシコースの研究が進む中で、希少糖の低コストでの大量生産が可能になれば、

わたしたちの食生活は大きく変わっていくかもしれません。

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